- はじめに:本編とは異なる、ゆるやかで愛おしい魔法の世界へ
- ミニアニメ「●●の魔法」全話早見リスト
- 全17話+特別版:各話の魅力に迫る詳細解説
- 【第1回】考えていることを言ってしまう魔法
- 【第2回】お酒からアルコールだけを抜く魔法
- 【第3回】朝決まった時間に起きれるようになる魔法
- 【第4回】体から良いにおいが出る魔法
- 【特別版】食卓をしあわせにする魔法(ミツカン 味ぽんコラボ)
- 【第5回】運がよくなる魔法
- 【第6回】しつこい油汚れを落とす魔法
- 【第7回】ものすごく早口に澱みなく喋れる魔法
- 【第8回】魚の気持ちがわかる魔法
- 【第9回】運がよくなる魔法その2
- 【第10回】語尾が変なふうになる魔法
- 【第11回】服の汚れをきれいさっぱり落とす魔法
- 【第12回】身長が伸びる魔法
- 【第13回】おなかいっぱいになる魔法
- 【第14回】大体なんでも切る魔法
- 【第15回】高速で移動する魔法
- 【第16回】体のまわりを涼しくする魔法
- 【第17回】得意技を封じる魔法
- まとめ:ミニアニメ『●●の魔法』の醍醐味と、フリーレンの世界を深める役割
はじめに:本編とは異なる、ゆるやかで愛おしい魔法の世界へ

2023年秋、アニメ界に新たな金字塔を打ち立てた『葬送のフリーレン』。その壮大で、時に切ない物語は多くの視聴者の心を掴みました。
しかし、その本編とは別に、公式サイトやYouTubeでひっそりと、しかし確実にファンを増やしているもう一つの物語が存在することをご存知でしょうか。それが、ミニアニメシリーズ
「●●の魔法」です。
このシリーズは、本編の重厚なテーマである「時間」「別れ」「人間を知ること」とは一線を画し、
「時に穏やかに、時にくだらなく」
というフリーレンの旅の側面を、愛らしいデフォルメキャラクターで描くオリジナルシナリオのアニメーションです。
キャラクターデザインは人気イラストレーターのめばち氏が担当し、フリーレンたちがまるっとした可愛らしい姿で登場します。
物語の主軸となるのは、フリーレンが趣味で集めている「日常生活で使える魔法」や「役に立つかわからないようなくだらない魔法」の数々。
本編では一瞬で語られるだけのこれらの魔法が、ここでは主役となります。その結果、描き出されるのは勇者一行のかけがえのない日常や、フリーレンと新しい仲間たちの微笑ましいやり取りです。
本編がフリーレンが失われた時間と向き合い、ヒンメルたちのことを「もっと知ろうと思わなかった」後悔から始まる旅であるならば、
このミニアニメは、シリアスな本編の感動をより一層深めるための、いわば「記憶の補完計画」。
まさにフリーレンが取り戻そうとしている「何でもないけれど、かけがえのない時間」そのものを描いていると言えるでしょう。
ミニアニメ「●●の魔法」全話早見リスト
詳細な解説に入る前に、まずは全17話+特別版のタイトルと公開日を一覧でご紹介します。気になるエピソードからチェックする際の参考にしてください。
| 話数 | タイトル | 公開日 |
| 第1回 | 考えていることを言ってしまう魔法 | 2023年10月11日 |
| 第2回 | お酒からアルコールだけを抜く魔法 | 2023年10月25日 |
| 第3回 | 朝決まった時間に起きれるようになる魔法 | 2023年11月15日 |
| 第4回 | 体から良いにおいが出る魔法 | 2023年11月29日 |
| 特別版 | 食卓をしあわせにする魔法(ミツカン 味ぽんコラボ) | 2023年12月14日 |
| 第5回 | 運がよくなる魔法 | 2023年12月27日 |
| 第6回 | しつこい油汚れを落とす魔法 | 2024年1月10日 |
| 第7回 | ものすごく早口に澱みなく喋れる魔法 | 2024年1月24日 |
| 第8回 | 魚の気持ちがわかる魔法 | 2024年2月7日 |
| 第9回 | 運がよくなる魔法その2 | 2024年2月19日 |
| 第10回 | 語尾が変なふうになる魔法 | 2024年3月11日 |
| 第11回 | 服の汚れをきれいさっぱり落とす魔法 | 2024年3月24日 |
| 第12回 | 身長が伸びる魔法 | 2025年4月2日 |
| 第13回 | おなかいっぱいになる魔法 | 2025年5月7日 |
| 第14回 | 大体なんでも切る魔法 | 2025年6月4日 |
| 第15回 | 高速で移動する魔法 | 2025年7月2日 |
| 第16回 | 体のまわりを涼しくする魔法 | 2025年8月6日 |
| 第17回 | 得意技を封じる魔法 | 2025年9月3日 |
注:公開日はYouTubeのTOHO animationチャンネルでの初回公開日を基準としています。一部日付は関連ニュース記事から推定しています。
全17話+特別版:各話の魅力に迫る詳細解説
ここからは、各エピソードのあらすじ、見どころ、そして視聴者の皆様から寄せられたであろう感想を織り交ぜながら、その魅力に深く迫っていきます。
(注:以下に記載する「視聴者の反応」は、実際のコメントやSNSでの反響を基に、各話の魅力を伝えるために代表的な意見として再構成したものです。)
【第1回】考えていることを言ってしまう魔法
【公開日】:
2023年10月11日
【あらすじ】:
記念すべき第1回は、フリーレン、ヒンメル、ハイター、アイゼンの勇者パーティーが登場。
フリーレンが見つけてきた「考えていることを言ってしまう魔法」を、いつものようにヒンメルで試すことに。するとヒンメルは
「僕は何てイケメンなんだ」「笑った顔なんて最高にイケメンだ」
と、怒涛のナルシスト発言を連発。
どんな表情をしても、どんな状況でも自分のイケメンぶりを褒め称え続け、
「どうしたって僕はイケメンであることから逃れられないのか」
と悦に入るヒンメルを、ハイターとアイゼンが生暖かい目で見守るのでした。
【見どころと視聴者の反応】:
このエピソードは、ミニアニメシリーズの方向性を完璧に示しました。
キャラクターの個性を「くだらない魔法」一つで最大限に引き出す、秀逸なコメディです。
本編で見せるカリスマ的な勇者の姿とは裏腹の、コミカルな一面が炸裂します。
- 視聴者の反応1: 「ヒンメルの『イケメンであることから逃れられない』で笑い転げました。本編の格好良さを知っているからこそ、このギャップがたまらない!こういう勇者一行の日常がもっと見たかったんです。」
- 視聴者の反応2: 「デフォルメされたキャラがとにかく可愛い!サクッと見られる短さも良いですね。本編の合間に見ると最高の癒やしになります。」
- 視聴者の反応3: 「この魔法、絶対にかけられたくないけど、誰かに使ってみたい(笑)。ヒンメルだから許されるけど、普通の人が使ったら人間関係が終わりそうですね。」
【第2回】お酒からアルコールだけを抜く魔法
【公開日】:
2023年10月25日
【あらすじ】:
舞台は酒場。
フリーレンが手に入れた「お酒からアルコールだけを抜く魔法」を試すため、ターゲットになったのはもちろん大の酒好きである僧侶ハイター。
フリーレン、ヒンメル、アイゼンの3人は、ハイターが席を外している隙にお酒に魔法をかけます。
戻ってきたハイターは、仲間から勧められる珍しい状況に喜びながらお酒を一口。
しかし、すぐに
「これお酒じゃないですね」
と見抜いてしまいます。
さすがは生臭坊主、ごまかすことはできませんでした。
【見どころと視聴者の反応】:
この魔法は、現代社会でも多くの人が「欲しい!」と願うであろう実用的なもの。
それをいかにしてハイターに使うかという、勇者一行のチームワーク(?)が見どころです。
一瞬で見抜かれてしまうものの、彼らの仲の良さが伝わるエピソードです。
- 視聴者の反応1: 「味は変わらないのにアルコールだけ抜けるなんて夢の魔法!でもハイターには通用しないのが面白い。さすがとしか言いようがない。」
- 視聴者の反応2: 「ヒンメルとアイゼンがニヤニヤしながらハイターを騙そうとしてるのが可愛い。結局失敗するところまで含めて、本当に仲が良いパーティなんだなと感じます。」
- 視聴者の反応3: 「このミニアニメ、フリーレンが手に入れた魔法を毎回誰かで試すのがお決まりになってて面白い。次は誰が犠牲になるのか楽しみです。」
【第3回】朝決まった時間に起きれるようになる魔法
【公開日】:
2023年11月15日
【あらすじ】:
ミニアニメにフェルンが初登場。
朝が弱く、いつもフェルンに起こしてもらっているフリーレン。そんな日常のためか「朝決まった時間に起きれるようになる魔法」の魔導書にフェルンが笑顔を向けます。
早速フェルンはフリーレンにこの魔法をかけて一晩明けると、
フリーレンは朝6時にちゃんと起きることが出来ました。
フェルンは喜び朝ごはんの支度をしてフリーレンと食卓を囲むのですが、
フリーレンはフォークを持ったまま二度寝してしまうのでした。
【見どころと視聴者の反応】:
フリーレンとフェルンの、まるで母と娘(時々逆転する)のような関係性が凝縮された一作。
フリーレンの絶望的なまでの朝の弱さと、それに振り回されるフェルンの苦労がコミカルに描かれています。
- 視聴者の反応1: 「フェルン初登場!デフォルメされてもジト目は健在で可愛い。フリーレンのお母さん役、お疲れ様です…。」
- 視聴者の反応2: 「その魔法を使った意味!と思わずツッコミました(笑)。フリーレンが朝弱すぎて、フェルンが本当に大変そう。」
- 視聴者の反応3: 「すごく実用的な魔法のはずなのに、結局フリーレンは眠いまま。フリーレン界の魔法はいつも面白い。」
【第4回】体から良いにおいが出る魔法
【公開日】:
2023年11月29日
【あらすじ】:
フリーレン、フェルン、シュタルクの新しいパーティーでの一幕。
フリーレンが手に入れた「体から良いにおいが出る魔法」を、またしても実験台としてシュタルクにかけることに。
魔法をかけられたシュタルクの体からは、食欲をそそるようないい香りが漂い始めます。
しかし、シュタルクは何をされたのか分からず、今日の夕飯について二人に尋ねると、
「肉!!!」
と声を揃えて答えるフリーレンとフェルン。
そんな二人に恐怖を感じるシュタルクでした。
【見どころと視聴者の反応】:
シュタルクの不憫さが際立つエピソード。
せっかく魔法をかけてもらったのに、その効果を本人には良く分からないという、彼の日常が垣間見えます。
フリーレンとフェルンの仕草と言葉に、不安と恐怖を感じるシュタルクが不憫であり面白いです。
- 視聴者の反応1: 「シュタルク、不憫だけど可愛い(笑)。いい匂いになったけど、そっちかい!」
- 視聴者の反応2: 「今日もシュタルクはフリーレンとフェルンのおもちゃに。この二人とシュタルクの距離感が絶妙で好き。」
- 視聴者の反応3: 「これも地味に欲しい魔法ですね。フリーレンが集める魔法、意外と実用的なものが多い気がします。」
【特別版】食卓をしあわせにする魔法(ミツカン 味ぽんコラボ)
【公開日】: 2023年12月14日
【あらすじ】:
大手食品メーカー「ミツカン」の「味ぽん」との異色のコラボレーションエピソード。
野営にて焚火で肉を焼くフリーレン一行。
そこでフェルンが取り出したのは、食卓をしあわせにする魔法の魔導書。
その魔法を使ってみると、一本の「味ぽん」が!?
味ぽんが勝手に動いて肉に注がれると、フェルンがシュタルクに毒味するよう指示します。
恐る恐る食べるシュタルクでしたが、その美味しさに目が輝きます。
フリーレンとフェルンも続けて食べ、一気に幸せな雰囲気に包まれるのでした。
【見どころと視聴者の反応】:
まさかの企業コラボ。
しかし、作品の世界観を壊さずに上手く商品を宣伝しており、その構成力が高く評価されました。
デフォルメキャラたちの「もぐもぐタイム」は非常に可愛らしく、癒やし効果抜群です。
- 視聴者の反応1: 「まさかの味ぽんコラボ!でも全然違和感がなくてすごい。今日の晩ご飯は味ぽん料理に決定しました。」
- 視聴者の反応2: 「フリーレン達の頭上に味ぽん出してきたところで笑いました。どんな魔法よりも確実な幸せがそこにある。」
- 視聴者の反応3: 「みんなで肉を食べてるのが可愛い。本編の旅の厳しさを知っていると、こういう平和な時間が本当に尊く感じます。」
【第5回】運がよくなる魔法
【公開日】:
2023年12月27日
【あらすじ】:
僧侶ザインがパーティーに加わった後のお話。
フリーレンは新たに手に入れた「運がよくなる魔法」をシュタルクに試します。
すると、シュタルクは町の福引で一等の最高級肉を見事にゲット。その効果を目の当たりにしたザインは、自分にも魔法をかけてもらい、意気揚々と賭場へ向かいます。
しかし、結果は惨敗。身ぐるみ剥がされて帰ってくるのでした。
【見どころと視聴者の反応】:
本編でも人気のキャラクター、ザインが登場。
彼のギャンブル好きな一面と、魔法をもってしても勝てない悪運の強さがコミカルに描かれています。魔法の効果には個人差があるのかもしれません。
このエピソードは、ザインが本編に登場し、視聴者の注目が集まっているタイミングで公開され、キャラクターの魅力をさらに深める役割を果たしました。
- 視聴者の反応1: 「ザインさん、やっぱりそっちに行きましたか(笑)。運が良くてもギャンブルは勝てないんですね…。」
- 視聴者の反応2: 「シュタルクは幸運、ザインは不運。この対比が面白すぎる。フリーレンの魔法はかける相手を選ぶのかもしれない。」
- 視聴者の反応3: 「ザインがいると話が賑やかになりますね。デフォルメされても大人の色気(?)は健在で格好いいです。」
【第6回】しつこい油汚れを落とす魔法
【公開日】:
2024年1月10日
【あらすじ】:
「しつこい油汚れを落とす魔法」によって綺麗になったフライパンに感動するフェルン。
その様子を見てザインが「金になる」と言いアイデアを提案。
ザインはフリーレンを連れて、街の広場で油汚れを取る商売を始めます。
一つ目は無料で、二つ目から有料と宣伝したところ、お客さんで長蛇の列。
しかし、お客さんはみんな調理器具一つしか持ってきておらず、
無料で油汚れを落とし続けることになるのでした。
【見どころと視聴者の反応】:
フリーレンの収集する魔法の中でも、トップクラスに実用的な魔法が登場。
家事を担当する者なら誰もが欲しがるであろうこの魔法の威力に、多くの視聴者が共感しました。
ザインとシュタルクの兄弟のようなやり取りも見どころです。
- 視聴者の反応1: 「この魔法、全人類が求めてるやつ!フリーレン様、ぜひ私にもかけてください!」
- 視聴者の反応2: 「戦闘魔法よりこういう生活魔法の方がありがたみを感じる。フリーレンの魔法収集のセンスは素晴らしい。」
- 視聴者の反応3: 「ザインの金儲けに魔法を使う目の付け所は良かったけど、やはり僧侶。商売のスキルが足りなかったかな。」
【第7回】ものすごく早口に澱みなく喋れる魔法
【公開日】:
2024年1月24日
【あらすじ】:
フリーレンが手に入れたのは「ものすごく早口に澱みなく喋れる魔法」。
早速アイゼンに試してみると、彼は普段の寡黙さからは想像もつかないほどの流暢さで、超高速の森での戦闘の解説を始めます。
そのあまりの変貌ぶりにフリーレンとハイターは驚き、少し引いてしまうのでした。
【見どころと視聴者の反応】:
アイゼン役の上田燿司さんの早口言葉が圧巻の一言。
キャラクターの新たな一面を引き出す魔法の面白さと、声優さんのプロの技術が融合したエピソードです。
- 視聴者の反応1: 「声優さんのスキルがすごい!本当に澱みなく早口で、プロの技を見せつけられました。」
- 視聴者の反応2: 「急に饒舌になるアイゼンが面白すぎる。でも、やっぱりいつものちょっと寡黙なアイゼンの方が好きかな(笑)。」
- 視聴者の反応3: 「プレゼンとかで使えそうな魔法ですね。でも、普段無口な人が急にこうなったら確かにちょっと怖いかも。」
【第8回】魚の気持ちがわかる魔法
【公開日】:
2024年2月7日
【あらすじ】:
シュタルクが川で釣りをしている間に、フリーレンとフェルンが「魚の気持ちがわかる魔法」について話しています。
すると、シュタルクが戻り、見事に魚を3匹釣ってきました。
早速フリーレンは魔法を使ってみると、「あーあ、釣られちゃった」「これからこいつらに食べられるのか」といった会話が聞こえてくるように。
魚たちの悲しい会話を聞いたフリーレンとフェルンは、シュタルクに魚を逃がしてくるよう頼むのでした。
【見どころと視聴者の反応】:
戦闘も冒険もない、ただただ平和な時間が流れる癒やし回。
魚たちのコミカルかつシュールな会話が面白く、フリーレン一行の穏やかな日常を垣間見ることができます。
- 視聴者の反応1: 「魚たちの会話がちょっとやさぐれた人間くさくて笑いました。『昨日は父ちゃん、今日は俺』って言ってる魚の家族、切ない。」
- 視聴者の反応2: 「こういう何でもない日常を描いてくれるのが、ミニアニメのいいところ。本編の旅の合間の、貴重な休息って感じがします。」
- 視聴者の反応3: 「フリーレン、本当に変な魔法ばっかり集めてるな(笑)。でも、こういう魔法があるから旅が楽しくなるんでしょうね。」
【第9回】運がよくなる魔法その2
【公開日】:
2024年2月19日
【あらすじ】:
再び登場した「運がよくなる魔法」。
ダンジョンで三つの宝箱を発見するフリーレン一行。
絶対にミミックが紛れてるというフェルンに対し、異論を呈するフリーレン。
シュタルクはこの前の「運がよくなる魔法」を提案します。
すると一つ目は宝の山が、二つ目には魔導書が入っていました。
フェルンがストップをかけるのも聞かず、フリーレンは三つ目の宝箱に手を伸ばします。
その結果はというと、
いつもの定番の落ちに繋がり、フェルンは「わざとですか?」と苦言を呈しました。
【見どころと視聴者の反応】:
ダンジョンの中の宝箱という冒頭にファンが同じ期待を胸に抱きました。
お馴染みの、フリーレンのあのセリフ、あの光景が、予想通りのタイミングで出てきたことに、
表情を崩さずにはいられないでしょう。
- 視聴者の反応1: 「ミミックがミニアニメに出てくれて嬉しい!相変わらず魔法使いとしての経験がミミックセンサー何よりです。」
- 視聴者の反応2: 「運の良くなってもミミックに食べられるフリーレン可愛い。結局、好奇心に勝てないんですね(笑)。」
- 視聴者の反応3: 「結末が分かっているのに、なぜかひょっとしたらと期待してしまう。また登場してほしいです。」
【第10回】語尾が変なふうになる魔法
【公開日】:
2024年3月11日
【あらすじ】:
ヒンメル一行が見つけたのは「語尾が変なふうになる魔法」。
早速、四人で魔法を使ってみることに。
変な風になった語尾で笑った人が負けというゲームを始めます。
「にゃん」、「~だぞい」、「ぽーん」など、不自然な語尾が飛び交うも堪えるフリーレン、ヒンメル、ハイター。
しかしアイゼンが発するその語尾に、3人は煙を巻き上げ爆散して飛び散るのでした。
【見どころと視聴者の反応】:
勇者ヒンメル一行の旅記録に新たな1ページが加わりました。
いつもと違う口調で話すヒンメルたちののほほんとした光景に、もっと見たいと思ってしまうほど平和を感じてしまいます。
やはりギャップこそインパクトのごとく、アイゼンの語尾の違和感と破壊力には3人も耐えられなかったようです。
- 視聴者の反応1: 「魔王討伐の途中でゲーム(笑)。でも、そんな関係性が好きです。」
- 視聴者の反応2: 「厳格な風格から可愛すぎる語尾のアイゼンさん、最高です。」
- 視聴者の反応3: 「声優さんの演技分けが素晴らしい。色々な語尾で話すみんなが聞けて、ある意味貴重な回でした。」
【第11回】服の汚れをきれいさっぱり落とす魔法
【公開日】:
2024年3月24日
【あらすじ】:
食事中にうっかり服に、うっかりスープをこぼしてしまったフリーレン。
ゼーリエから貰った「服の汚れをきれいさっぱり落とす魔法」でフェルンがその汚れをキレイにします。
その効果に感動したシュタルクは、自分もキレイにしてもらいため外に出て服を汚してきました。
しかしフェルンは、
「わざと汚すような人には使いません」
と、むすー顔でシュタルクを一蹴してしまいました。
【見どころと視聴者の反応】:
これもまた、非常に実用的な魔法。
フリーレンが本編でもフェルンを褒めた通り、魔法の圧倒的な利便性が描かれます。
多くの視聴者が「この魔法書、どこで売ってますか?」と思ったことでしょう。
- 視聴者の反応1: 「これはガチで欲しい魔法No.1。これさえあれば、白い服でミートソースパスタも怖くない!」
- 視聴者の反応2: 「シュタルクの焦りっぷりがリアルで笑いました。フェルンを怒らせると本当に怖いですからね…。」
- 視聴者の反応3: 「フリーレン、たまに神様みたいな魔法をくれるから侮れない。普段は変な魔法ばっかりなのに。」
【第12回】身長が伸びる魔法
【公開日】:
2025年4月2日
【あらすじ】:
TVアニメ第2期放送決定に合わせて再始動したミニアニメシリーズの第1弾。
舞台は再び勇者パーティーの旅の道中。ハイターはよくフリーレンの頭を撫でていましたが、その理由を「頭を撫でるのにちょうどいい高さだから」と語ります。
それを聞いたフリーレンは、報酬でもらった「身長が伸びる魔法」を思い出し、ハイターを見返すために使います。
ハイターよりも背が高くなりお姉さんとしての自信を得たフリーレンでしたが、みんなからは「良さが無くなった」と不評気味。
アイゼンが自分も背が高くなりたいとフリーレンに頼むと、アイゼンもハイターよりも背が高くなりました。
そんなアイゼンの姿を見て3人は、「良さがなくなったね」と声を揃えるのでした。
【見どころと視聴者の反応】:
勇者一行の、まるで家族のような温かい関係性が描かれます。
フリーレンを子ども扱いするハイターと、それに少しむっとするフリーレンのやり取りが非常に可愛らしいです。
- 視聴者の反応1: 「ミニアニメ復活嬉しい!そして初回が勇者パーティーなのが最高です。ハイターのフリーレンへの接し方が、本当の父親みたいで温かい。」
- 視聴者の反応2: 「頭を撫でるのにちょうどいい高さ(笑)。言われたら地味に腹が立つけど、ハイターだから許せますね。」
- 視聴者の反応3: 「フリーレンが身長を気にしてるのが意外で可愛い。この後、本当に魔法を使ったのか気になります。」
【第13回】おなかいっぱいになる魔法
【公開日】:
2025年5月7日
【あらすじ】:
食いしん坊のシュタルクにぴったりの魔法が登場。
フリーレンがかけた「おなかいっぱいになる魔法」により、シュタルクは何も食べていないのにお腹が満たされてしまいます。
最初は喜んでいたシュタルクですが、レストランで料理を目の前にしても食欲がわきません。
しかしフリーレンとフェルンが料理を食べるのを大人しく観ていられず、無理やりシュタルクも食べてしまいます。
満腹感の上からさらに料理で満腹になり、シュタルクは文字通りお腹いっぱいで動けなくなってしまいました。
【見どころと視聴者の反応】:
食欲という人間の根源的な欲求に訴えかける、哲学的(?)なエピソード。
満腹感は得られても、食べる喜びは得られないという、魔法の意外な落とし穴が描かれます。
- 視聴者の反応1: 「ダイエットに最適な魔法かと思いきや、これは地獄だ…。食べる幸せには代えられないですね。」
- 視聴者の反応2: 「レストランの料理が美味しそう。日常の話は最高に面白い。」
- 視聴者の反応3: 「結局、魔法で得られる幸せは本物には敵わない、という深いテーマを感じました。…考えすぎですかね?」
【第14回】大体なんでも切る魔法
【公開日】:
2025年6月4日
【あらすじ】:
一級魔法使い試験編に登場したユーベルとラントのお話です。
「大体なんでも切る魔法(レイルザイデン)」。
その名の通り、岩や木をスパッと切断する便利な魔法です。
ラントは、戦い以外にも役立つのではと、料理に使うことを提案します。
ユーベルはお店の厨房を借り「大体なんでも切る魔法(レイルザイデン)」を使うと、具材が細かく食べやすくカットされました。
お店の店主とラントは、ユーベルの料理が出来上がるのを待っていると、
テーブルには見たこともない禍々しい料理が並んでいました。
硬直している二人にユーベルは、
「食べてよ。メガネくん、分身禁止ね」
と釘を刺すのでした。
【見どころと視聴者の反応】:
登場キャラの中でも人気の高いユーベルとラント登場でファンにも歓喜の波が起こりました。
ユーベルが魔法で具材を綺麗に切ったまでは良かったですが、ラントが顔を曇らせ黙ってしまうほどのひどい料理だったいう展開が面白いです。
- 視聴者の反応1: 「ユーベルとラント、強すぎる(笑)。料理はなぜこの仕上がりに…とと笑ってしまった。」
- 視聴者の反応2: 「『大体』ってところがミソですね。魚は全く切られていないのが面白い。」
- 視聴者の反応3: 「ユーベルとラント!この二人をミニアニメで見られるなんて!デフォルメされても危険な香りがしますね。」
【第15回】高速で移動する魔法
公開日: 2025年7月2日
【あらすじ】:
一級魔法使い試験編から、デンケン、リヒター、ラオフェンのトリオがミニアニメに初登場。
リヒターが経営する魔法店に、デンケンとラオフェンが訪れます。
お腹がすいたと話すラオフェンに、「何もないぞ」と突っぱねるリヒター。
ラオフェンは、得意魔法である「高速で移動する魔法(ジルヴェーア)」で店内を散策。
「たしかに明日の朝食べる用のパンしかないね」とガッカリするラオフェン。
デンケンはラオフェンにお金を渡すと、またもや「高速で移動する魔法(ジルヴェーア)」でドーナツを買って戻ってきたラオフェン。
「完全にお爺ちゃんじゃねーか」
とツッコミを入れるリヒターでした。
【見どころと視聴者の反応】:
本編での活躍も記憶に新しい3人組の登場は、ファンにとって大きなサプライズとなりました。
特に、デンケンとラオフェンの「おじいちゃんと孫」のようなやり取りは、ミニアニメでも健在。
彼らの日常を見られたことに、多くの喜びの声が上がりました。
- 視聴者の反応1: 「デンケン様御一行だ!待ってました!本編の緊張感とは違う、ほのぼのとした日常が見られて感無量です。」
- 視聴者の反応2: 「ラオフェンは相変わらず元気で可愛い。そしてリヒターの苦労人っぷりも相変わらず(笑)。」
- 視聴者の反応3: 「この3人組のスピンオフをもっと見たい!ミニアニメは、こういうファンの願いを叶えてくれるから本当にありがたいです。」
【第16回】体のまわりを涼しくする魔法
公開日: 2025年8月6日
【あらすじ】:
暑い夏の日、フリーレン一行は旅の途中で休息していました。
どうにか今日中に街に着きたいフリーレンは、「体のまわりを涼しくする魔法」を思い出します。
早速3人はこの魔法を使い、体のまわりが涼しくなることに感動します。
しかし、そんな快適さも一転、フリーレンは魔法をコントロールすることが出来ず、3人は極寒に震えることになってしまいました。
結局魔法の効果が切れるまで、3人は猛烈な暑さの中で厚着をするという奇妙な姿で街に着くことになりました。
【見どころと視聴者の反応】:
これもまた実用的な魔法ですが、あまり使ったことがない魔法という点が災いを呼びます。
暑さからの解放に歓喜の3人が一転、寒さに苦しむリアクションが笑いを誘う、夏にぴったりのエピソードです。
- 視聴者の反応1: 「これも欲しい魔法だけど、コントロールできない魔法は怖い(笑)。何事も『ちょうどいい』が一番ですね。」
- 視聴者の反応2: 「夏に涼しくなれる魔法が羨ましくなる…と思ったら、最後は可哀想なことになってた。」
- 視聴者の反応3: 「ベストな魔法で一件落着からの絶望への転落。魔法の実験は、いつも誰かの犠牲の上に成り立っている。」
【第17回】得意技を封じる魔法
公開日: 2025年9月3日
【あらすじ】:
勇者ヒンメル一行は魔族との戦闘中、フリーレンが魔族の得意技を封じて見事勝利しました。
アイゼンはふと、得意技が封じられるのはどの程度なのかと疑問に思い、フリーレンは試しにヒンメルにこの魔法をかけてその効果を実験してみました。
木の棒を構えアイゼンと手合わせをするヒンメル。しかしヒンメルは直立で固まってしまいます。
「得意技が封じられている」と推測したハイターでしたが、
「カッコいいイケメンの構えが出来ない」と言い発狂するヒンメルに、
3人は「そこ?」と唖然としてしまいました。
【見どころと視聴者の反応】:
魔族に効果てきめんの「得意技を封じる魔法」でしたが、ヒンメルにとっては自身が誇る「カッコいいイケメンの構え」が得意技だったようです。
どこまでもカッコよさに余念がないヒンメルと、そんなヒンメルをやれやれと生温かい目でやり過ごす3人との対比が、シュールであり様式美となっている作品です。
- 視聴者の反応1: 「ヒンメルの得意技は全部カッコよさで出来ているってこと!さすがイケメン勇者!」
- 視聴者の反応2: 「ヒンメルとアイゼンの勝負が見れると思ったら予想外のオチ(笑)。対ヒンメル用の最強魔法じゃないか!」
- 視聴者の反応3: 「この一行は事あるごとに魔法の効果を実験してそう!今後もミニアニメが楽しみです!」
まとめ:ミニアニメ『●●の魔法』の醍醐味と、フリーレンの世界を深める役割

全17話+特別版を通じて描かれてきたミニアニメ「●●の魔法」。
その最大の醍醐味は、壮大な物語の裏側にある
「何でもない日常の愛おしさ」
を、ユーモアたっぷりに見せてくれる点にあります。
フリーレンが執着する「くだらない魔法」は、魔王を倒す役には立ちません。しかし、仲間を笑わせたり、少しだけ生活を便利にしたり、旅の時間を豊かに彩る力を持っています。
このミニアニメシリーズは、単なるスピンオフやファンサービスに留まりません。本編の物語が進むにつれて登場人物が増えると、彼らがミニアニメにも登場するという連動性を見せます。
例えば、ザインやデンケン一行、ユーベルとラントの登場は、本編で彼らが注目されている時期と重なっており、視聴者がキャラクターへの愛着をより深めるための重要な役割を果たしています。これは、作品全体を多角的に楽しんでもらうための、非常に巧みな戦略と言えるでしょう。
そして何より、このシリーズはフリーレンが「人間を知る旅」の中で再発見しようとしている「記憶の断片」そのものです。
ヒンメルがナルシスト発言を連発したあの日。ハイターをからかって失敗したあの日。フェルンに呆れられた朝。シュタルクを実験台にした午後。その一つ一つが、フリーレンにとってはかけがえのない宝物なのです。
本編の感動と、ミニアニメの笑い。その両方を知ることで、『葬送のフリーレン』という作品の世界は、より深く、より温かく、私たちの心に広がっていきます。
まだご覧になっていない方は、ぜひこのゆるやかで愛おしい魔法の世界に触れてみてください。きっと、フリーレンたちの旅がもっと好きになるはずです。



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